やり甲斐は大きい!

離島の医療機関では、本州以上に看護師が不足しています。県外からの応援の募集も多くあります。今では多くの看護師が応募して、応援も兼ねてのプチ移住を愉しんでいる人も多いようです。
例えば、沖縄では、1000人くらいの看護師がそれに参加しているそうです。
離島での看護師の仕事は、急性期から慢性期、終末期、新生児から高齢者まで幅広い年齢の患者を対象にしているので総合力が磨かれます。
地域に信頼される病院としての存在を意識して、多くの患者と向き合う仕事は、短期であっても長期でも、やり甲斐は大きく、経験も貴重で、自己研鑽の場としても良いところと言えます。離島の看護師の役割は、安定した安心の看護力のサポートが求められています。
離島であっても、インターネットを使っての院内、院外での研修会への参加もできて、認定看護師の資格の取得などの機会もあり、総合力のある看護師の育成に積極的な取り組みをしているところもあります。
離島の特徴として、職員間の仲が良く、医師や他職種との連携が図りやすくチームの一員として、やり甲斐や達成感を感じることができる場でもあります。離島の人々が住みなれた土地で、いつまでも健康な生活を送る為の手伝いができればという、地域看護師としての役割が果たせる場でもあります。
地域のニーズに対応した、継続看護で、じっくりゆっくりした対応ができることは、高齢化社会においても、看護師にとってもやり甲斐の大きな場になります。専門看護に対応した知識と技術の習得と看護力のレベルアップも望めます。
離島医療の看護師は、期限付きの応援の仕事があります。離島応援看護師の特徴としては、アパートが用意されているところがあります。家電も完備しているところです。多くは3ヶ月から6ヶ月くらいの期間です。その上引越し代とか赴任費用も支給されます。応援手当があるところもあります。自分も癒されるし、体験してみることに大きな意義がありそうです。
例えば、離島のある医療機関では、看護業務の遂行と安全の保証、看護ケア、検査マニュアルの作成や改正に取り組んで、スタッフの教育や指導を目指して、院内外の看護研修会を企画・運営したり、教育の充実・研修の教育プログラムの作成や臨床実習、新人看護職員臨床研修ガイドラインにそっての計画をも重要視しているところがあります。
県の看護センターでの研修にも参加し、新人看護師が不安なく成長ができるように援助をしています。
離島の医療機関で看護師として働いている人のパターンはいろいろです。看護師免許取得後に島に戻ってきた人、夫の転勤で島にきた人、県の修学資金貸与を受けて島に就職した人、観光で島に来て気に入って就職した人、研修や派遣で島に来たのが動機の人などそれらの人々が、離島という条件も手伝って、貴重な動物や植物の多いことや、自然の豊かさもあって、部署や職種が違っても皆が仲良く連携し、協力し合っているところです。